メニエール病について
メニエール病は、難聴以外に発作的なめまいや耳鳴りが起こります。
難聴やめまいが起こるという点で突発性難聴と似ていますが、メニエール病の場合、このような症状が何度も起こります。
メニエール病と診断できる基準がありますが、はっきりと断定できないけれど、めまい、耳鳴り、難聴などの症状があるものを「メニエール症候群」と呼ぶこともあります。
メニエール病の症状は、突然回りの景色がぐるぐる回るような回転性のめまいが起こり、それと同時に耳鳴りや難聴、耳が塞がれるような感じがします。
船酔いのような状態になり、気持ち悪くなって吐く、冷や汗が出るなどの自律神経症状も起こることがあります。
めまいがおさまると、耳の症状や自律神経症状もおさまり、元に戻ります。
このようなめまいの発作はたいてい30分から数時間でおさまり、長くても一日で、翌日まで症状が続くことはあまりありません。
耳の病気ですから命にかかわる病気ではないのですが、このような発作が繰り返し起きるのがメニエール病の特徴です。
メニエール病は30歳台後半から40歳台に多い病気で、患者さんの割合は、人口10万人当たり15〜18人とも25〜38人とも言われています。
割合やせ形の人に多く、几帳面で神経質な人が罹りやすいという報告もあります。
働き盛りを襲う病であることから、発病の背景には、精神的・肉体的疲労、ストレス、睡眠不足などが大きく関係していると思われます。
突発性難聴やメニエール病の原因は?
突発性難聴・メニエール病のはっきりとした原因はまだ解明されていません。
遺伝的な影響もないとされています。
症状を起こしているのは内耳の内リンパ水腫によるものです。
内耳とは鼓膜の奥の中耳のさらに奥、頭蓋骨の中に埋もれた器官です。
その内耳は、音を信号に変えて脳に送ったり、体の平衡感覚を司っています。
内耳は頭蓋骨の中に掘られたトンネルに埋まっているのですが、そのトンネルはリンパ液で満たされています。
リンパ液には外リンパと内リンパの2種類がありますが、その内リンパ液がなんらかの理由で多くなりすぎ、水膨れを起こしている状態を、内リンパ水腫と呼びます。
メニエール病として鑑別できるための基準は、次のように定められています。
回転性めまい発作を反復すること。これというきっかけがなくてもめまいの発作が起こり、吐き気などの症状が現れるものの、数分から数時間でおさまります。
グルグル回るめまいではなく、フワフワする感じなどのめまいの場合もあり、眼振が観察されることが多いです。
初めての発作では発作が反復されるかどうかが不明であるため、突発性難聴と区別がつきにくく、充分な検査と経過観察が必要になります。
グルグル回るめまいではなく、フワフワする感じなどのめまいの場合もあり、眼振が観察されることが多いです。
初めての発作では発作が反復されるかどうかが不明であるため、突発性難聴と区別がつきにくく、充分な検査と経過観察が必要になります。
耳鳴、難聴などの蝸牛症状が反復、消長すること めまいの発作と同時に耳鳴りや難聴が起こり、耳が塞がれた感じや大きな音に過敏になることが多いです。
聴力検査では、中・低音部閾値に明らかな変動がみられ、難聴なのに大きな音がより響くなどの補充現象が起こってきます。
どちらか片方の耳に起こりますが、発作を繰り返すうちに両方の耳で症状が起こることもあります。
聴力検査では、中・低音部閾値に明らかな変動がみられ、難聴なのに大きな音がより響くなどの補充現象が起こってきます。
どちらか片方の耳に起こりますが、発作を繰り返すうちに両方の耳で症状が起こることもあります。
上記の症候を起こす中枢神経疾患、ならびに原因既知のめまい、難聴を主訴とする疾患が除外できる。
つまり、似たような症状を起こす脳の病気や、耳の病気でないと確定できること。
他の病気でないかどうかを確かめるために、問診、一般神経学的検査、平衡機能検査、聴力検査などの専門的な臨床検査を行います。
これらの基準に照らし合わせて1、2、3のすべてに当てはまる場合はメニエール病の確実な例と言えますが、1と3、または2と3だけの場合は「メニエール病の疑いがある」ということになります。
つまり、似たような症状を起こす脳の病気や、耳の病気でないと確定できること。
他の病気でないかどうかを確かめるために、問診、一般神経学的検査、平衡機能検査、聴力検査などの専門的な臨床検査を行います。
これらの基準に照らし合わせて1、2、3のすべてに当てはまる場合はメニエール病の確実な例と言えますが、1と3、または2と3だけの場合は「メニエール病の疑いがある」ということになります。
多くの病気に言えることですが、まずは日常生活の改善が大切です。
発病に至るには、必ず病を引き起こすライフスタイルがあるはずです。
ご自分の生活習慣を見直してみましょう。
・ストレスを解消する方法をみつけ、こまめにリフレッシュする
・毎日規則正しい生活を送る
・睡眠時間を充分にとる
・忙しくなる前と後にはできるだけ休養をとる
・低気圧や寒冷前線などで症状が悪化することが知られているので、その日には無理をしない
・時間に追われるのではなく、ゆとりある生活を心がける
・休みの日には趣味やスポーツを楽しむ
・毎日規則正しい生活を送る
・睡眠時間を充分にとる
・忙しくなる前と後にはできるだけ休養をとる
・低気圧や寒冷前線などで症状が悪化することが知られているので、その日には無理をしない
・時間に追われるのではなく、ゆとりある生活を心がける
・休みの日には趣味やスポーツを楽しむ
突発性難聴やメニエール病は、ストレスが誘因になっていることが知られています。
働き盛りを襲う病気であることから、仕事の責任と重圧はかなりなものがあると考えられます。
適度なストレスは時に必要ですが、過度のストレスはメニエール病だけでなく、他の病気の誘因にもなります。
ストレスを解消する方法をみつけ、こまめに気分転換をはかりましょう。
また、メニエール病は、内耳のリンパ液の循環不全という病態でもありますから、全身のリンパや血流をよくすることが大切です。
そのためには有酸素運動も効果的です。
普段の生活の中で、可能な範囲で運動をする機会を持つと良いでしょう。
突発性難聴やメニエール病にかかると、「またいつめまいの発作が起こるか分からない」という不安から外出できなくなったり、仕事が続けられなくなったりすることがあります。
症状が落ち着き、気持ちも落ち着いたら、少しずつ行動範囲を広げていきましょう。
運動によって全身の血液循環も改善され、リンパ液の吸収にも役立ちます。
硬くなった筋肉をゆるめることが大切です。
突発性難聴やメニエール病は内耳の病気と言われていますが、その発病の背景には、ストレスによる自律神経の失調があります。
自律神経には、緊張と興奮のための交感神経と、リラックスのための副交感神経があり、その2つの神経がバランスをとることで体の機能を整えています。
常に緊張を強いられる状態にあると、交感神経が常に優位になり、リラックスのできない状態が続いてしまいます。
人間は、副交感神経が優位であるときに体中の細胞が修復され、免疫力も向上するのです。
そのため、突発性難聴・メニエール病では意識的に副交感神経を優位にしてあげる必要があります。
筋肉を緩めるケアは、副交感神経を優位に深いリラックス効果が得られます。
また、突発性難聴・メニエール病の方は肩や首の筋肉が硬くなり、頭部の血液循環を悪くしていることが多いものです。
内耳の血流をよくし、リンパ液の吸収を促進するためにも、硬くなった筋肉をゆるめることが大切です。
ルティレでは、さとう式リンパケアの手技を使っております。
このさとう式では、発生学的にみた筋肉のスタート地点である顎から全身につながる筋肉を緩めるアプローチしていきます。
筋肉が縮まった状態で動かなくなると、筋肉内の体液(リンパ間質液)の流れが悪くなり、老廃物が排出されなくなります。
筋肉がパンパンに張ると、筋肉を包んでいる筋膜が引っ張られ、刺激され痛みとなっていきます。
優しい刺激で身体に負担をかけないケアで筋肉を緩め、筋肉と皮膚の間に流れているリンパ間質液の循環をよくすることが可能です。
痛みが緩和され、体液の流れもよくなることから、このような症状の方から沢山ご相談を頂いております。
メニエール病でお悩みの方は一度ご相談下さいませ